そういった状態に僕は、非常に非常に非常に不快感を感じるのだ。
かといって、命懸けで一次情報を取りに行くほどのリスクテイカーでもない。
そんなハンパ者の自分には、自らリスクを引き受けて治安の悪い地域をリポートしてくれる本はこの上なくありがたい。
今回取り上げる 『戦禍のアフガニスタンを犬と歩く』は、まさにそういった作品だ。
イギリス人である著者は、なぜか自らの意思で、2000年~2002年にかけての19ヶ月間でアフガニスタンを歩いて横断した。その際の模様を記したのが本書である。
なぜ著者はアフガニスタンを歩いて横断したのか、本書を読んでもよく分からない。が、歩いて旅をすることにより、その土地の人や風土を肌感で理解することを目的としたのかもしれない。
文章は、残り1割になるまで、淡々とした記述が続く。
解説や背景の説明は非常に少ないので、なんだかよく分からないままに旅が進んでいく。
ページだけが進んでいき、アフガニスタンに関する知見が深まるわけでもない。
苦労して旅をしているのは伝わってくるし、危険な目に遭っているのも分かるのだが、それ以上でもそれ以下でもない。
ただ、残り1割ぐらいになって、急に筆致が変わる。
やっと著者の思いの片鱗が、具体的な言葉として現れてくるのだ。
だが、その時点ではもう旅の終わりが間近だ。
そして、決してハッピーエンドとは言えない結末。すごくモヤモヤする。
なお、先日取り上げた 『謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』でも記載があったのだが、本書でもイスラム教徒の犬嫌いが色濃く描かれている。
なんというか、特定の生き物を「不浄」とするのって、なぜなのだろうか。
そんなハンパ者の自分には、自らリスクを引き受けて治安の悪い地域をリポートしてくれる本はこの上なくありがたい。
今回取り上げる 『戦禍のアフガニスタンを犬と歩く』は、まさにそういった作品だ。
イギリス人である著者は、なぜか自らの意思で、2000年~2002年にかけての19ヶ月間でアフガニスタンを歩いて横断した。その際の模様を記したのが本書である。
なぜ著者はアフガニスタンを歩いて横断したのか、本書を読んでもよく分からない。が、歩いて旅をすることにより、その土地の人や風土を肌感で理解することを目的としたのかもしれない。
文章は、残り1割になるまで、淡々とした記述が続く。
解説や背景の説明は非常に少ないので、なんだかよく分からないままに旅が進んでいく。
ページだけが進んでいき、アフガニスタンに関する知見が深まるわけでもない。
苦労して旅をしているのは伝わってくるし、危険な目に遭っているのも分かるのだが、それ以上でもそれ以下でもない。
ただ、残り1割ぐらいになって、急に筆致が変わる。
やっと著者の思いの片鱗が、具体的な言葉として現れてくるのだ。
だが、その時点ではもう旅の終わりが間近だ。
そして、決してハッピーエンドとは言えない結末。すごくモヤモヤする。
なお、先日取り上げた 『謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』でも記載があったのだが、本書でもイスラム教徒の犬嫌いが色濃く描かれている。
なんというか、特定の生き物を「不浄」とするのって、なぜなのだろうか。
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